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感想【ショーシャンクの空に】希望とか、尊厳とか。ふと、立ち止まりたい時に観るといいかも。ネタバレ

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(C) Warner Bros. Entertainment Inc.

コロナの濃厚接触者、ということで外出禁止。マンボウは明けたけど、最近身の回りで感染者が増えている気がする。。。何となくいい映画だったのは覚えているけど、ストーリーの大枠しか頭に残っていなかったので、色々と見つめ直すのにいい機会かなと思って、観てみました。

ショーシャンクの空に】のあらすじ

ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーンが、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディが入所した2年後のあるとき、アンディは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく・・・。
※ABEMAプレミアムより抜粋

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アンディから振る舞われたビールで安らぎのひと時

ショーシャンクの空に】の作品情報・キャスト

原作:スティーヴン・キング
監督:フランク・ダラボン
出演:
アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)/妻とその愛人を殺した罪で終身刑となった銀行員
エリス・ボイド・"レッド"・レディング(モーガン・フリーマン)/「調達屋」として刑務所内で一目置かれている囚人
サミュエル・ノートン(ボブ・ガントン)/刑務所長、横領や罪隠しの殺人など悪行の限りを尽くす
バイロン・ハドレー(クランシー・ブラウン)/刑務主任、所長の忠実な部下で口封じなどの実行役
製作:1994年
上映時間:142分

ショーシャンクの空に】の感想 ネタバレ注意

希望は永遠の命だ

アンディがレッドに言ったセリフだが、20年近くも無実の罪で服役を続けているなか、希望なんか持てるのだろうか。映画内では、長い刑務所生活での現実を知るリアリストのレッドと、あくまで人としての尊厳を持って生きようとするアンディとのやり取りが印象的なセリフで展開されます。

希望は危険だぞ 正気を失わせる 堀の中では禁物だ(レッド)
心の豊かさを失っちゃだめだ(アンディ)
終身刑は人を廃人にする法律だ(レッド)

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2人の会話シーンにも、見入ってしまう

どちらが正しいということではないのですが、観てる側としては希望を捨てない、力強いアンディの言葉に頷きたくなります。

結局、アンディは無実を晴らすのではなく、脱獄という形で自らの人生を取り戻すのですが、「どんな状況でも人はプライドや希望を持って生きることができるのか」とか「人には役割とか精神的な居場所が必要なんだ」ということを、考えながら観ることができました。

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脱獄を心の支えにして、自分を見失わなかった

また、タイプの違うレッドとの友情が深まっていく様も、過去に捕らわれず人を信頼することの大切さが、訴えられているように思いました。終始淡々としたトーンで物語は進んでいきますが、押しつけがましくなく、「目的とか目標ってあった方がいいんだろうな」と、教えてくれる映画でした。