赤ホッピー、おいてますか?

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【巣鴨 立ち飲み 晩杯屋】100円台メニューがズラリ!家飲みより、楽で安いかも

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おかわり焼酎がジョッキ半分を超える、破壊力!

立ち飲みチェーンの中でもだいぶ市民権を得てきたように思う、晩杯屋。初めて飲んだときは、100円台のメニューが多く並ぶのに衝撃を受けました。立ち飲みや昼飲みできる店が増えてきたので、色々とローテーションしていますが、独り飲みのレギュラーメンバーであることに変わりはありません。

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煮込み(卵入り)150円、野菜天130円

個人的なコスパ上位3つは、「煮込み(玉子入り)」と「納豆オムレツ」と「野菜天」。このうち2つを頼んで、他1つをその日の気分で変更するのが定番コースになっています(笑)

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隣はピンサロという好立地(笑)

ほぼ40代オーバーの男性客なので、気兼ねせずに安心して飲めます。価格の割に若者をあまり見ないのは、何かしらの敷居の高さがあるのかしら。。。最近の若いコ、飲まないからねー。

【お店のデータ】
立呑み晩杯屋 巣鴨北口店
巣鴨駅北口から徒歩2分
東京都豊島区巣鴨2-4-6
営業時間:月曜~金曜15:00〜23:30、土曜・日曜・祝日13:00~23:30
定休日:年中無休
※営業時間・定休日は事前に店舗までご確認ください

感想【ショーシャンクの空に】希望とか、尊厳とか。ふと、立ち止まりたい時に観るといいかも。ネタバレ

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(C) Warner Bros. Entertainment Inc.

コロナの濃厚接触者、ということで外出禁止。マンボウは明けたけど、最近身の回りで感染者が増えている気がする。。。何となくいい映画だったのは覚えているけど、ストーリーの大枠しか頭に残っていなかったので、色々と見つめ直すのにいい機会かなと思って、観てみました。

ショーシャンクの空に】のあらすじ

ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーンが、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディが入所した2年後のあるとき、アンディは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく・・・。
※ABEMAプレミアムより抜粋

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アンディから振る舞われたビールで安らぎのひと時

ショーシャンクの空に】の作品情報・キャスト

原作:スティーヴン・キング
監督:フランク・ダラボン
出演:
アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)/妻とその愛人を殺した罪で終身刑となった銀行員
エリス・ボイド・"レッド"・レディング(モーガン・フリーマン)/「調達屋」として刑務所内で一目置かれている囚人
サミュエル・ノートン(ボブ・ガントン)/刑務所長、横領や罪隠しの殺人など悪行の限りを尽くす
バイロン・ハドレー(クランシー・ブラウン)/刑務主任、所長の忠実な部下で口封じなどの実行役
製作:1994年
上映時間:142分

ショーシャンクの空に】の感想 ネタバレ注意

希望は永遠の命だ

アンディがレッドに言ったセリフだが、20年近くも無実の罪で服役を続けているなか、希望なんか持てるのだろうか。映画内では、長い刑務所生活での現実を知るリアリストのレッドと、あくまで人としての尊厳を持って生きようとするアンディとのやり取りが印象的なセリフで展開されます。

希望は危険だぞ 正気を失わせる 堀の中では禁物だ(レッド)
心の豊かさを失っちゃだめだ(アンディ)
終身刑は人を廃人にする法律だ(レッド)

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2人の会話シーンにも、見入ってしまう

どちらが正しいということではないのですが、観てる側としては希望を捨てない、力強いアンディの言葉に頷きたくなります。

結局、アンディは無実を晴らすのではなく、脱獄という形で自らの人生を取り戻すのですが、「どんな状況でも人はプライドや希望を持って生きることができるのか」とか「人には役割とか精神的な居場所が必要なんだ」ということを、考えながら観ることができました。

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脱獄を心の支えにして、自分を見失わなかった

また、タイプの違うレッドとの友情が深まっていく様も、過去に捕らわれず人を信頼することの大切さが、訴えられているように思いました。終始淡々としたトーンで物語は進んでいきますが、押しつけがましくなく、「目的とか目標ってあった方がいいんだろうな」と、教えてくれる映画でした。

【妙蓮寺 ラーメン れんじや】新しい?いや、ちょっと懐かしい気がする豚骨ラーメン

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れんじゃーらーめん、野菜大盛り(850円)

家系でも博多系でもない、「とんこつ野菜ラーメン」という暖簾に惹かれて入ってみました。外観はさびれた町中華という雰囲気でちょっと不安でしたが、入ってみると清潔でカウンターのみのザ・ラーメン屋さん。

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大丈夫?という外観でしたが、味は大丈夫!

メニューを見ると、「トマトらーめん」とか「カレーらーめん」とか、結構な種類。とりあえず、代表選手と思われる「れんじゃーらーめん」を野菜大盛りで注文です。
スープはちょっと甘めの豚骨、麺は細めのストレート麺。それに炒めて香ばしい野菜がのっかっていて、何となく健康にも良さそうな感じ。家系ほどパンチはないけど、ちゃんと食事した、という満足感でした。

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博多ラーメン以外の豚骨で、細目ストレート麺は新鮮でした

あっさり豚骨に味噌ラーメンの具が乗っている感じなんだけど、ちゃんぽんのスープが少し濃くなった感じが近いのかしら。他であまり食べたことのないラーメン。美味しかったです。

【お店のデータ】
れんじや
妙蓮寺駅から徒歩2分
神奈川県横浜市港北区仲手原2-45-16
営業時間:11:30〜14:30、17:00~23:00
定休日:月曜
※営業時間・定休日は事前に店舗までご確認ください

感想【さまよう刃】父の想いに共感できるかどうかで、評価は分かれそう。ネタバレ

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(C)2009「さまよう刃」製作委員会

電話での密告や警察に対しての復讐宣言は、東野原作を思わせる斬新な切り口に感じたが、中盤からエンディングにかけて尻すぼんでしまった印象。長峰織部の葛藤がもっと感じられていいように思いました。小説を映画化して、うまくいった例ってあまり見たことないですね。。。

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犯人宅で娘の凌辱ビデオを目にし、泣き崩れる長峰

さまよう刃】のあらすじ

最愛の娘が、少年達によって、凌辱され殺された。謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた父親・長峰重樹は、犯人を知ることになる。「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う――。「警察は市民を守っているわけじゃない。警察が守ろうとしているのは、法律の方ってことですか」娘を殺された父親の気持ちと残虐な犯罪を繰り返す少年を守るかのような少年法の狭間で揺れる刑事・織部孝史と真野信一。それぞれの苦悩と葛藤が交差し、事件は予想外の結末を迎える。
※ABEMAプレミアムより抜粋

さまよう刃】の作品情報・キャスト

原作:東野圭吾
監督:益子昌一
出演:
長峰重樹(寺尾 聰)/妻を亡くして高校生の娘と二人で暮らしていたが、その娘を殺害され、犯人達への復讐を誓う
織部孝史(竹ノ内豊)/警視庁捜査一課の刑事。復讐を予告する長峰を追いつつ、警察としての立場や司法の役割に疑問を持つ
真野信一(伊藤四郎)/織部の上司。時に感情的になる織部に対し、警察としての立場や役割を諭す
製作:2009年
上映時間:112分

さまよう刃】の感想 ネタバレ注意

彼らに課す罰は、死にも値する恐怖

殺された娘の復讐として長峰が実行したのは、銃で犯人を脅し、死の恐怖を与えたうえで後悔・反省を促すというものだった。2人の実行犯のうち、1人は衝動的に殺してしまったが、そのやるせなさを踏まえて、もう1人には更生の道を歩ませたかったのだろうか。

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不殺の結論は、後悔につながるのか

正直、「少年法」とか「司法の役割」とか、大きなテーマについては考える気にならず、「犯人が一瞬恐怖を感じても、結局助かっているのだから、“セーフ!”って思うよな」とか、「極刑を望む被害者家族って多いけど、犯罪者には無期懲役の方がツラいんじゃないか」とかが個人的に残った印象です。

また、空砲の銃を渡したペンションのオヤジさんや、犯人の居所を教えた織部刑事など、長峰に共感できる部分はあるにしろ、「人ってそんなに積極的に他人と関わるかしら」というのが共感できなかった部分でした。自分だったら、傍観してただろうなと思うのは、ホスピタリティの無さかもしれません。。。

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長峰を敢えて見逃したようにも見えた、織部刑事

 

感想【三度目の殺人】「真実」よりも「心理」にスポットをあてた法廷サスペンス。ネタバレ

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終始、重厚な雰囲気で物語はすすんでいくのだが、ストーリー自体はテンポよく展開し、飽きずにラストまで見入ってしまった。配役も豪華で、福山雅治役所広司広瀬すずなどメインの脇を、斉藤由貴吉田鋼太郎橋爪功らが固めた。福山出演の映画やドラマは「ひとつ屋根の下」以来、あまり見たことがなく「チイ兄ちゃん」の印象が強かったが、クセの強い役や嫌味な役もやれるのかも、と見直しました。

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接見シーンも見どころの1つ

【三度目の殺人】のあらすじ

殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し死刑はほぼ確実。弁護を担当することになった重盛(福山雅治)は、無期懲役に持ちこむため調査を始める。
しかし、調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述が、会うたびに変わるのだ。金目当ての私欲な殺人のはずが、週刊誌の取材では被害者の妻・美津江(斉藤由貴)に頼まれたと答え、動機さえも二転三転していく。さらには、被害者の娘・咲江(広瀬すず)と三隅の接点が浮かび上がる。
なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?得体の知れない三隅の闇に呑みこまれていく重盛。弁護に必ずしも真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から知りたいと願う。その先に待ち受ける慟哭の真実とは?
※映画『三度目の殺人』オフィシャルサイトより抜粋

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十字は罪の象徴として、何度か表現された

【三度目の殺人】の作品情報・キャスト

監督:是枝裕和
出演:
重盛(福山雅治)/裁判での「勝ち」にこだわり、真実は二の次と割りきる弁護士
三隅(役所広司)/殺人の前科があり、解雇された工場の社長を殺し火をつけた容疑で起訴された容疑者
咲江(広瀬すず)/三隅が殺害したとされる被害者の娘で、足に障害を持つ女子高生
美津江(斉藤由貴)/被害者の妻、週刊誌に三隅との交際が取りざたされ、世間の注目を集める
製作:2017年
上映時間:124分

【三度目の殺人】の感想 ネタバレ注意

本当は殺していません、信じてくれますか?

三隅(役所広司)のこんな問いかけを、重盛(福山雅治)はどう感じたのか。「勝ち」にこだわるスタイルを変えてまで不利な否認に転じたが、殺していないことを信じたのではなく、咲江に父との話をさせたくないという三隅の想いを汲み取ったのか。あるいは、咲江をおもんばかった重盛自身の考えが、三隅にそう言わせてしまったのではないか。

三隅が相手の考えていることや気持ちをキャッチしてしまうことは、
・話していない重盛の娘のことを知っていたこと
・前回の殺人でも三隅自身に恨みはなく、恨んでいたのは町のその他の人であったこと
・咲江が父を恨み、死んで欲しいという思いが三隅に伝わったのだと言っていたこと
など、いくつか伏線がはられていました。

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「殺人」にそれぞれの形で関与した3人

つまり、「器」と表現された三隅は周囲の想いを悟って、その願い通りの行動をとってしまう。だから、聞き手によって三隅の供述は変化し、相手の望む内容をその都度、回答してしまったのでしょう。

否認した三隅は結果的に、死刑を言い渡されます。三隅自らが咲江のために死を選んだようであり、実はそれは重盛が誘導してしまったことなのかもしれません。判決後に三隅と重盛は面会を行い、その時2人の顔が重なったように描写されますが、これは2人の意識が混濁し、「器」のなかで一致していたことを表しているように思いました。また、三隅と咲江が左ほほの返り血を拭うシーンがありますが、判決を聞いた退廷後に重盛もほほを拭ったのは、自身が三隅を死に追いやったことを自覚した表れなのでしょう。

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「器」に重盛が同化したイメージか

事実関係は一切明らかにならず、確定的な結論は出せないのですが、いい意味でモヤモヤし、色々と考える余地が残る作品でした。面白かったです。